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2019年11月19日
オスグッド・シュラッター病の治し方と予防法
サッカーやバスケットボールなどのスポーツをする中学生や高校生に多く見られるオスグッド・シュラッター病は、膝の脛骨が出っ張って痛むという骨軟骨炎です。
成長期の子供に多く発症することから成長痛という声もあって、成長痛だから治らない、仕方ないという考えを持ってしまう方が多くいます。
確かに、骨端線が閉じる前の成長期に発症するので成長痛ですが、発症する子供としない子供とがいて、単に成長痛ということではないのです。
発症するにはきちんと原因があって、その一番の原因が大腿四頭筋の緊張によるもので、ほとんどの原因がこれといえます。
では、なぜ大腿四頭筋が緊張状態になってしまうのかというと、原因は様々で子供によって異なりますが、大きな原因として考えられることには3つあります。
1つ目は過度な運動で、スポーツをやっている子供の練習量が物凄く多いと、子供の筋肉量を超えて使用してしまうことがあって、それにより筋肉が固くなり引き起こすのです。
元々筋肉量が少ない子供の場合には、その運動強度に耐えられなくなってしまいます。
2つ目はストレッチ不足で、これはケアが不足ともいえることで、筋肉は使用すると縮むのでそのまま放置しておくと緊張状態が継続して固くなってしまうのです。
その為、縮んだ筋肉をストレッチで伸ばしてあげる必要があるので、スポーツ後には面倒と考えないでケアをすることが大切になります。
3つ目は体のバランスの崩れで、それにより大腿四頭筋に負荷がかかる生活をしてしまうことも原因として多いことなのです。
例えば、足底筋の低下で足底のアーチが落ちると足元のバランスが崩れて、ももの筋肉でカバーしないといけない状態になります。
また股関節が開いてしまい左右前後の体重のかかり方がアンバランスになっていると、大腿四頭筋に負荷がかかってしまう状態になるのです。
この原因については子供によって違うので、整骨院など専門の治療院で治療してもらうと良いでしょう。
このような原因で大腿四頭筋が緊張してオスグッド・シュラッター病を発症するので、治し方としてはなぜ大腿四頭筋に負荷がかかる状態があるのかを探って、それに対応した治療をすることが一番です。
例えば、過度な運動が原因なら、まずはしばらくの期間スポーツを控えるなどです。
オスグッド・シュラッター病を発症して痛みがでる前の予防法を心がけることも大切で、そのひとつは大腿四頭筋のストレッチをすることです。
ただし、痛みを生じている時は炎症を引き起こしていると考えられるので、ストレッチをしない方が良いです。
ストレッチをするタイミングとしては、痛みを発症する前の段階で予防することで、具体的には運動前・運動後・お風呂上がりなどは効果が高いと言えます。
足底筋の低下は膝の痛みに関係してくるものなので、もうひとつの予防法は足底筋の強化で、足元のバランスを整えることです。
足底筋を鍛える方法として一番良いのは、足の指のグーパー運動で、ゆっくりと握ってゆっくりと開くことを10回1セットとして、1日3回程度実行すると良いでしょう。
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