福井市 原因のわからない頭痛
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何卒、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
先月の話ですが、「頭痛が前からあったのですが、ここ最近特にひどく、病院で検査の度にいつも脳に異常なしと言われていたんですが、今回しっかり調べましょうとの事で入院したのですが結局異常なしで退院してきたのですが、こちらでも診てもらえますか。」との事でご来院された方がいらっしゃられました。
詳しい状態はここでは控えますが、様々な検査から、体のどの負担も全て頭に向かう状態となっており、頭に原因がなくとも体全体が頭痛を発しやすい形態となっていることが分かりました。
体の凝縮度から「お仕事等気が抜けない、忙しい環境下、その環境が当たり前、集中っぱなしとか、該当しませんか?」と質問した所どれも該当し、これって関係あるんですか?と逆に質問を受けました。
交感神経の亢進反応が相当強いケースです。
解決するヒントを考えていると、これで私の事で思い出したことがあります。20数年前の事です。
入社して半年ほどから毎日職場で頭痛に悩まされ、職場での飲み会も頭痛の為に欠席し、ついにはその当時仕事に関しても落ちこぼれ、そこに輪をかけて全権を持つ責任者の方から「懇親の会にも出ないで仲間とも付き合えない奴はここにはいらないよ。ここをやめろ。」と言われたのですが、ある日顔面神経麻痺と共に帯状疱疹となり頭痛も激しくなった為入院することになりました。
仕事場は常にハイレベルな環境であり、ここに来るとなおるとの口コミで患者様も常に多く、それに応えるために毎日勉強会、その他で帰宅時間はいつも深夜でした。それについていけなくなったんですね。
でも、入院で仕事場を離れると2週間位で顔面神経麻痺が改善してゆき(担当医師からはあとは残ると言われましたが)、退職することも決まっていたので1ヶ月の入院で以前より頭痛の頻度は減りました。
この時の担当医師様のご尽力のおかげでもあります。人格的にも尊敬できる人物で、今でも感謝の念にたえません。
退院後、職場に挨拶に行き、責任者の方と色々話をし、「退職の意思は変わらない」事を確認された後お世話になりました、誠にありがとうございましたと言って去り際、
責任者の方:「なあ、ここに来て本当に、良かったと思ってるのか?」
私:「はい、大変勉強させて頂きました。よかったと思っております。」
責任者の方:「だったらなぜやめる必要があるんだ。」
私:「え!?・・・」
先輩はこのやり取りを見て、最後の所で噴き出すのを我慢していたそうで、25年ほど前の事ですが今でも話に出ます。
最後の「だったら何でやめる必要があるんだ。」に答えられず、退職せず続けることになりました。
そのおかげで、仲間にも支えられて今があります。
どん底に落ちて、そこから開き直れることをその時知ることができました。
話は脱線しましたが、交感神経の亢進反応は脳ストレスともいわれ、本人が自覚がない為累積してゆくことでMAXで一気にドカン!と発生してしまう状態となります。
頭痛に関しても様々な原因が複数存在するために、原因のわからない頭痛でお悩みの方にこそ、当院へのお早目のご連絡をお勧め致しております。
福井市 (有)まえだ接骨院 前田 一博