福井市 腰痛の痛みの感覚が回復しない悪い例
先日50歳代の男性で、腰痛の施術の進展に際し運動機能、支持機能の回復は認めるも、痛みのみが変わらないという方がいました。
一定期間施術を行い、機能面・支持力の回復はは示すも痛みの感覚が変わらないとのことで、おかしい、整合性が取れない、不自然と判断されるのではと別の病因を疑い、それまで何度か病院での検査をお勧めしました。(因みにこの方は、病院での検査は頑として拒否されてました。)
回復してきているのにそれにそぐわない状態となった時、回復の為に必要な原因を特定する為に私の専門外となる病院での検査を進めるケースが、万が一にあることもご了承くださいませ。
それまでの例として、
・ 胃潰瘍、膵炎
・ 炎症性の病気(関節リュウマチ、膠原病、線維性筋痛症等)
・ 骨性無不正壊死
・ 場合により腎臓、肝臓等の疾患
・ 噛み合わせの問題
等、挙げればもっとありますが、何しろ回復に際し不自然な形で痛みを残すとは、万が一の為にあってはならない事です。
こちらの方はどこをどう調べてみても、動き、支持力共に回復してきており、痛みの感覚が減っているはずが「変わらない」、このような経験は稀でした。
体を治すには治すに必要な条件があります。
通常は、ほぼお客様の状態の把握はできておりますが、稀に今回のようなこと(長い臨床の経験上初めて)がありましたらあまりにも不自然ということで、病院での検査を進めています。
これはあくまで、お体を回復させるために必要なこととし、確証を得るために必要な材料となるのでご自身のお体の為に最近健康診断を受けたからといって検査を拒否しないでください。
最後は自身の体なので指示に従った管理を進めて頂きたいと思います。
福井市 (有)まえだ接骨院 前田 一博