腱鞘炎の手術前の施術
「腱鞘炎」の治療として手術をする前に
筋肉を動かすため両側にある腱は腱鞘と言う筒の中を通っていて、この腱と鞘の間に起こる炎症のことを「腱鞘炎」と言います。
これには、手指を曲げ伸ばしする腱に起こる「バネ指」と、親指側に起こる「ドケルバン病」があって、最近では症状に悩まされる人が増えていると言われています。
また、腰痛や肩こりと同様にそのまま放置していると治り難い病気と言われているので早めに受診・治療が必要です。
腱と鞘の間に起こる炎症の最大の原因は、筋肉の過剰な使用による摩擦で、摩擦の増える因子としてはいくつか考えられます。
1つ目は筋肉を使い過ぎることで筋肉が緊張すると腱の弾力性が低下して摩擦が増えてしまうことです。
2つ目はパソコン・ボウリング・ゴルフ・ピアノ・裁縫・執筆など、特定の筋肉を繰り返し使い過ぎることで摩擦が増えてしまうことです。
育児中のお母さんは赤ちゃんの抱き方なども因子になります。
3つ目は関節を曲げて使うなど腱鞘を圧迫する姿勢により摩擦が増えてしまうことです。
症状は様々なものがありますが、主に指や手のしびれ・痛み・動かしにくいなどと言った症状です。
ただ進行すると文字が書けない・財布から小銭が出せない・ペットボトルのフタが開けられない・箸が持てない・赤ちゃんをだっこできないなど、日常生活における支障も出てきます。
このように、物を掴んだり握ったりすることで痛みが増幅するもので、酷いと朝起きた瞬間から痛みが発生することもあります。
特にバネ指は厄介な症状です。
病院での治療としては、注射を打ったりサポーターを付けて固定したり、湿布を貼ったりなどが行われます。
ただ、このような治療では改善されることが少なくて、最終的には手術をすすめられるケースが多いです。
先に触れたように日常生活に支障が起こるために、一刻も早く手術をして治したいと考えてしまうことでしょう。
ただ、簡単にできる手術でリスクもないので心配はないのですが、稀に手術後握力が戻らなかったり、再発してしまったりする危険性もあります。
ですから、そのような可能性もゼロではないと理解して、十分に検討することが大切で安易に手術をするのは避ける方が望ましいでしょう。
そこでおすすめしたいのが整骨院での治療で、医療機関の治療でなかなか改善されないため手術をすすめられた場合には、一度整骨院に行ってみるのも良いかも知れません。
整骨院では、因子になっている筋肉を緩めて腱鞘にかかる負担を軽減して、腱と鞘の動きをスムーズにすることにより炎症を改善するように治療します。
また、体のバランスや骨格の歪みが影響していると考えて、体全体のバランスをチェックして原因を改善する努力をします。
病院などの医療にはない考え方ですが、これにより症状が治るようなら無理して手術をする必要はなくなるわけです。
手術をしないと治らないと諦めるのではなくて、整骨院での治療を試してみるのも価値のあることと考えてみるのも良いかも知れません。
福井市 腱鞘炎の手術前の施術なら、「(有)まえだ接骨院」にお任せください。