福井市 柔道整復師会の総会に行ってきました
先日の日曜日、当院加盟柔道整復師会の総会に総代の一人として出席して参りました。
前回同様、意識の高い先生方の集まりにて様々な意見が議論されました。
当院加盟柔道整復師会の総会なので活動報告やそれに伴う成否等、また質疑応答等から一つずつかみ砕き理解し議題が進んでゆき、議題に対し賛成して参りましたが、ある質疑応答で私にとりまして違和感のある事が議論をされることになりました。
「柔道整復師の地位が医療業界では低く扱われているのではないか。」
「柔道整復師の従事している事は医療なのか、医療類似行為なのか。」
「患者様の減少が進んでいる。」
私の主観であることと、総会の趣旨から外れることを懸念し、その場では意見しませんでしたがとても気になりました。
私たち経営者、柔道整復師を主体と考えれば大変に切実な問題となりましょう。
しかし、その反面、私共は「お客様・患者様主体」として行動しなければならないと考えております。
お客様・患者は我々柔誘導整復師に、上記の様に本当にそう思われているとお考えなのでしょうか?
施術だけではなく、接客、対応、どれだけ「お客様・患者様主体」としてご要望にそえるか、接客、対応にとって必要な存在になりうるかが我々の存在価値につながるのではないでしょうか?
地位なんてものは自分自身、医療業界が決める物ではなく、お客様が必要として下さればおのずと向上するものだと私は確信しています。
乱暴な言い方になりますが、医療行為、医療類似行為、どちらでもいいので施術の効果はよくて当たり前、接客、対応、お客様・患者様が来てよかった、と思われることがお客様にとりましての正解である事と思います。
「私共は柔道整復師として・・・」の思想を持つ事は大事です。
しかし、主体はお客様・患者様。私共が主体ではないと考えます。
繰り返しますが、上記の意見は私の主観によるものです。が、私共の業界がなぜ必要とされるのか、必要とされなくなるのか、本当に健康保険による影響によりの減少なのかを考えた時、私共はお客様・患者様に立って行動しているのか、ご自分の立場を中心に行動していないかを今一度考えることが必要なのではないでしょうか?
あくまで様々な考え方の一つとして、述べさせていただきました。
福井市 (有)まえだ接骨院 前田 一博