福井市 ジャンパー膝のリハビリ
ジャンパー膝のリハビリを実施する上で大事なことは
ランニングやジャンプ動作などで大腿四頭筋・膝蓋骨・膝蓋靭帯の膝伸展機構に、繰り返しのストレスがかかることが原因で発症するのがジャンパー膝です。
過剰負荷になっていることが多くて、復帰しても繰り返しやすいといった特徴があります。
つまり、パフォーマンスアップが成されない状態で復帰してしまうと、やはり再発してしまう可能性が高くなるのです。
その為競技復帰に向けた介入方法としては、関節可動域訓練・リラクゼーション・筋力増強訓練・運動のコーディネーション構築・各競技毎の特性練習と大きく分類することができます。
ただ、このリハビリを実施する上で大事なことは、常にゴールを忘れないということで、競技復帰と明確な目標を見据えることです。
ジャンパー膝のリハビリにおいては、負荷量のコントロールをきちんと管理することが重要となってきます。
その為に大切なことは、準備・ケア、非機能的トレーニング、機能的トレーニング、ゴールとつなげることです。
ここでいう準備・ケアと言うのは、痛みや可動域低下などがあって非機能的トレーニングの前段階である準備期間のことになります。
非機能的トレーニングとは、問題点となる弱さのある部分を取り出して行うトレーニングで、機能的トレーニングとは競技特性に近づいたトレーニングです。
それぞれの段階での具体的な方法ですが、ケア・準備の時期は受傷や症状発生から間もない急性期のイメージで、炎症が強い場合には安静が必要になってきます。
炎症が生じると、どんな刺激に対しても痛みの神経の閾値が低下することで疼痛を引き起こしやすくなるのです。
また腫れにより肉の緊張が高くなって、組織間や組織内は癒着や硬結が生じますし、腫れた局所は動かさないことで隣接する組織の癒着が進みます。
それから滑走性が落ちた分可動性がない部位が伸ばされて、組織への酸素や栄養供給がなくなるといった負のサイクルに陥ってしまうのです。
そこで重要になるのは局所循環を正常化することで、 組織修復するには必要な材料である酸素や栄養が損傷組織内に流入することです。
非機能的トレーニングの時期は準備・ケア期と重複しますが、炎症期間が過ぎて競技練習に合流する前段階の準備期間と言えます。
ランニングは一見負荷が軽くみえるので運動に取り入れやすくて、早い段階から行っていくイメージもあるでしょうが、ランニングでの着地は膝関節に体重の約5倍程度の負荷がかかるのです。
行える状態であれば良い運動のひとつですが、内容や体の状況によっては過負荷になっている可能性があることを理解していなければなりません。
機能的トレーニングでは、復帰を目指して競技動作に限りなく近い動作・運動を取り入れていく時期です。
例えば、ジャンプ動作・縄跳び・ランニング・サーキットトレーニング・プライオメトリック・実際の競技練習の合流などがあります。
最初にたてたゴールのパフォーマンスアップとなるキーからぶれずに、それに沿った訓練内容に目的をもって実施していく必要があるのです。
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